【伏見稲荷大社】「千本鳥居」の神社の通常3種と期間限定御朱印

京都府京都市にある【伏見稲荷大社】は、神社本庁に属さない単立神社で、「千本鳥居」で有名です。ここの御朱印は通常は3種類あり、更に4月20日頃から5月3日まで行われる稲荷祭の期間限定のものがあります。

この神社は、神社本庁に属さず全国に3万社ほどある稲荷神社の総本社で、初詣の時期には近畿地方で最も多くの参拝者を集める人気のスポットです。稲荷山全体が神域になっていて、山麓に本殿があり、奥社へと連なる参道の「千本鳥居」は多くの観光客を集めています。

御祭神は、稲荷大神の広大な神徳の神名化した、下社(中央座)の宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)・中社(北座)の佐田彦(さたひこ)大神・上社(南座)の大宮能売(おおみやのめ)大神・下社摂社(最北座)の田中(たなか)大神・中社摂社(最南座)の四(し)大神の5柱です。

和銅4年(711年)2月初午の日、稲荷大神が稲荷山に鎮座しました。以来千3百年以上、「お稲荷さん」として身近に親しまれてきたこの神社は、商売繁盛・五穀豊穣の信仰を集めている他、安産・万病平癒・学業成就などの祈願にもご利益があると言います。

ここの御朱印は、通常のものが3種類あります。本殿左側・奥社奉拝所・御膳谷(おぜんたに)奉拝所の3ヶ所で貰うことができますが、御膳谷奉拝所だけは稲荷山の高い所にあって、本殿と千本鳥居を通って行ける奥社奉拝所からは随分と遠くなっています。

本殿と奥社で貰える御朱印の構成は、中央に社名「伏見稲荷大社」又は「伏見稲荷大社奥社」の墨書きと、「稲荷大社」又は縦に並列して「重軽石」・「千本鳥居」・「根上松」の朱印、右に「奉拝」の墨書き、左に日付が入っています。御膳谷で貰える御朱印の中央の墨書きは「山城国稲荷山」、右の墨書きは「登拝」となっています。

また、4月20日頃から5月3日まで行われる稲荷祭の期間には、通常のものとは違った限定の御朱印を貰うことができます。但し、貰える場所がこの神社のある伏見区から3キロ以上離れた南区にある「御旅所(おたびしょ)」なので、JR線を利用して移動する必要があります。

ここの御朱印帳は、御朱印ガールには少し物足りない、本殿横の社務所で8百円で買える藍色一色の質素なものです。やはりこれでは物足りないという人は、神社裏参道にある「寺子屋布遊舎・伏見店」などのお土産屋さんで、その店オリジナルの御朱印帳を購入するのも良いでしょう。

ここへのアクセスは、電車・市バス・自動車の3つの方法があります。

電車利用の場合は、JR奈良線の稲荷駅から歩いてすぐ、京阪本線の伏見稲荷駅からは徒歩5分で行くことができます。市バス利用の場合は、南5系統で稲荷大社前バス停まで行き、そこから歩いて7分で神社となります。

自動車利用の場合は、名神高速道路の京都南ICから20分ほど、阪神高速道路の上鳥羽出口から10分ほどで神社となります。駐車場が満車の場合には現場係員の指示で車の移動が必要となるため、周辺の混雑を避けるためにも公共交通機関の利用が薦められています。

近年では外国人観光客も増加して、一大観光スポットとなっているこの神社で、稲荷山のお山巡りなども兼ねて御朱印集めをするのも素敵なことです。