【延暦寺】天台宗総本山のエリア毎に12種類の御朱印をゲット!

滋賀県大津市にある【延暦寺】は、日本天台宗の本山寺院で、比叡山全域を境内としています。ここの境内は「三塔」と「別所」の区域に分かれていて、このエリア毎に12種類の御朱印を貰うことができます。

このお寺は、天台宗の開祖・最澄によって延暦7年(788年)に開創されて以来、高野山金剛峯寺と並んで平安仏教の中心でした。ここで修行した僧の中には、浄土宗の開祖・法然、臨済宗の開祖・栄西、曹洞宗の開祖・道元、浄土真宗の開祖・親鸞、日蓮宗の開祖・日蓮など錚々たる有名人がいます。

「延暦寺(えんりゃくじ)」と呼ばれるひとつのお寺がある訳ではなく、「三塔十六谷」と称される3地域に所在する150ほどの堂塔の総称が延暦寺なのです。

三塔のひとつ「東塔(とうどう)」には北谷・東谷・南谷・西谷・無動寺谷、「西塔(さいとう)」には東谷・南谷・南尾谷・北尾谷・北谷、「横川(よこかわ)」香芳谷・解脱谷・戒心谷・都率谷・般若谷・飯室谷があります。この他、「別所」という地域もあって黒谷・安楽谷の2谷があります。

ここの御朱印は、通常のもの11種類と紺紙金泥の縁日の特別のものとがあります。大きく分けて12種類の御朱印となりますが、縁日特別御朱印は細かく分けると14種類存在しています。

通常の御朱印は、根本中堂(薬師如来)・大講堂(大日如来)・文殊楼(文殊菩薩)・大黒堂(三面大黒天)・万拝堂(千手観音)・阿弥陀堂(阿弥陀如来)・法華総持院東塔(五智如来)・釈迦堂(釈迦如来)・横川中堂(聖観音)・元三大師堂(元三大師)・延暦寺会館前(正覚院不動)の11種類です。

縁日特別御朱印は、3日に元三大師堂、8日に根本中堂・滋賀院門跡、15日に阿弥陀堂、17日に万拝堂、18日に横川中堂、20日に生源寺、25日に文殊楼、28日に大講堂・法華総持院東塔・延暦寺会館前、30日に釈迦堂、子(ね)の日に大黒堂、午(うま)の日に星峰稲荷神社の各縁日に貰うことができます。

但し、延暦寺会館前(正覚院不動)の御朱印は一枚書き対応(御朱印帳には記載しない)で冥加料(値段)が3百円となります。また、正覚院の縁日特別御朱印は延暦寺会館フロントでの対応となります。

ここの御朱印帳は、たくさんあって選びきれないところがあります。ひとつは寺紋の「天台宗菊輪宝」と仏具が描かれたカラフルなもので、背景色が5色くらい、他に代表的なお堂を描いたもの、「不滅の法灯」を描いたものなどがあります。

ここへのアクセスは、電車・バス利用の場合、まず東塔地域にある「延暦寺バスセンター」へ行きます。西塔・横川の他地域へは、山内シャトルバスを利用できます。

ルートその1は京都駅からJR→江若バス→坂本ケーブルと乗り継いで延暦寺駅へ、その2は三条京都駅から京阪2線→江若バス→坂本ケーブルと乗り継ぐもの、その3は出町柳駅から叡山電鉄→八瀬ケーブルロープウェイで比叡山頂へ、その4は各駅から比叡山ドライブバスで延暦寺バスセンター直行となります。

車の場合は、入山方面毎に卯木ゲートから奥比叡ドライブウェイ、田の谷峠ゲートから比叡山ドライブウェイを利用するルートがあります。

延暦寺のある比叡山は眼下に日本一の広さを誇る琵琶湖や、古都京都の町並みを臨むことができる絶景のスポットです。そんな名勝の地で、じっくりと広い境内を巡り、たくさんの御朱印を手に入れてみてはいかがでしょうか。