【伊勢神宮】最高位の神社の広い敷地で7種類の御朱印をゲット!

三重県伊勢市にある【伊勢神宮】は、日本各地の神社を包括する「神社本庁」の本宗(ほんそう)で、最高位の神社です。ここの広い敷地で7種類の御朱印を手に入れましょう。

この神社は、正式には「神宮(じんぐう)」であり、親しみを込めて「お伊勢さん」とも呼ばれています。明治時代から太平洋戦争の前までは、全ての神社の上に位置し、神社の格を表わす「社格」の対象外とされていた、最高位の神社です。

一口に神宮といってもただ1社のことではなく、管理する宮社は125社もあります。その内訳は、正宮(しょうぐう)の内宮(ないくう)=皇大神宮と外宮(げくう)=豊受大神宮、別宮(べつぐう)14社、摂社(せっしゃ)43社、末社(まっしゃ)24社、所管社42社となり、伊勢市を含めた4市2郡に跨っています。

主祭神は、内宮が天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)=天照大御神、外宮が豊受大御神(とようけのおおみかみ)で、その他123社それぞれに祭神がいます。

「天孫降臨」神話と皇位継承の証「三種の神器」に関わる神社で、原則20年毎に行われる式年遷宮は天武天皇14年(685年)に制定され、持統天皇4年(690年)から行われています。

ここの御朱印は、これら125社のうち7社でだけ貰うことができます。その7社とは、正宮の内宮と外宮、別宮の月讀宮(つきよみのみや)・月夜見宮(つきよみのみや)・倭姫宮(やまとひめのみや)・伊雑宮(いざわのみや)・瀧原宮(たきはらのみや)です。

これらの御朱印の構成は、日付とその社を表わす朱印のみで、至って簡素なものですが、全てを1日で集められたら、とても御利益がありそうです。その為か、効率よくこの7社を含めた御朱印集めのツアーも企画されています。

一般的な伊勢神宮御朱印集め1日コースは、バスを使ってまずは禊を行なう二見浦へ行き、そこから外宮→月夜見宮→月讀宮→内宮→(食事:おはらい町のおかげ横丁)→倭姫宮→伊雑宮→瀧原宮と巡るものです。

ここの御朱印帳は、内宮の神楽殿・内宮の参集殿・外宮の神楽殿・神宮会館(内宮から徒歩約5分)の4箇所で購入することができます。その種類は3種類あり、定番の御朱印帳の表紙には、社紋とされる「花菱」がいっぱいに並べられていて、黄金の大と紫色の小の2サイズ(2種類)があります。

そして、もう1種類の御朱印帳は2013年の式年遷宮の記念として作られたもので、サイズは定番の大サイズとほぼ同じく、水色1色の西陣織の表紙で、社紋がほどよくあしらわれています。

ここへのアクセスは、内宮と外宮では違っています。

内宮の場合、最寄りの鉄道駅は近鉄鳥羽線の五十鈴川駅で、そこから徒歩30分・バス10分ほどかかります。また、近鉄山田線・鳥羽線の宇治山田駅やJR東海参宮線・近鉄山田線の伊勢市駅からだとバスで15分ほどになります。

外宮の場合、最寄駅はR東海参宮線・近鉄山田線の伊勢市駅となり、そこから徒歩で5分ほどで行けます。但し、伊勢神宮では「お伊勢参りは、外宮から」と言って、外宮→内宮の順にお参りすることを薦めています。

伊勢神宮のサイトにあるモデルコースを見ても、御朱印のある7社を巡るものは紹介されていません。広い神宮の敷地の中でパーフェクトに7つの御朱印を手に入れることはかなり難しく、それだけにそれが達成できればきっと御利益も現われることでしょう。