【春日大社】鹿が神のお使いの神社の主要4種の御朱印をゲット!

奈良県奈良市にある【春日大社】は、日本全国に百社ほどある春日神社の総本社で、鹿が神のお使いの神社です。ここの主要な御朱印は4種類で、他に「若宮十五社めぐり」などをした時に貰えるものなどもあります。

この神社は、社殿では神護景雲2年(768年)に創祀したとありますが、近年の境内の発掘によってそれ以前からこの地で祭祀が行われていた可能性が出てきているほど古いものです。武甕槌命(たけみかづちのみこと)が白鹿に乗って来たとされることから、鹿が神使となっています。

4棟の本殿は「春日造」で、各殿に祭神として武甕槌命・経津主命(ふつぬしのみこと)・天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)が祀られています。拝殿はありませんので、一般の参拝者は幣殿の前で、初穂料を納めた特別拝観者は本殿前の中門から参拝することになります。

広大な境内には本殿祭神の4柱と摂末社合わせて61社あり、中でも境内南側に鎮座した「若宮様」周辺のお社の参詣は、「若宮十五社めぐり」として由緒あるものです。

その十五社は、若宮神社・三輪神社・兵主神社・南宮神社・広瀬神社・葛城神社・三十八所神社・佐良気神社・春日明神遥拝所・宗像神社・紀伊神社・伊勢神宮遥拝所・元春日枚岡神社遥拝所・金龍神社・夫婦大國社です。

ここの御朱印は、主なものが4種類(春日大社・夫婦大國社・若宮神社・金龍神社)と、巡拝のものが2種類(若宮十五社めぐり・水谷九社めぐり)、加えて期間限定のものが授与されています。

春日大社の御朱印の構成は、中央に社名「春日大社」・右に「奉拝」・左に日付が墨書きされ、社名は朱印でも押されています。春日大社本殿前の社務所で、3百円で手に入れることができます。

縁結びで有名な夫婦大國社では御朱印の書き手不足の関係上、御朱印帳への書き込みではなく、予め書かれた1枚ものの御朱印となる場合があります。若宮神社・金龍神社の御朱印と合わせて夫婦大國社で貰うことができ、初穂遼はそれぞれ3百円です。

若宮十五社めぐりの御朱印は、十五社全てを巡って満願した後に、スタート地点の夫婦大國社で限定オリジナルのお守りと一緒に貰うことができます。申込金は千五百円、十五社分の「玉串札」という木札の入ったトートバッグを頂いて、各社へ奉納していきます。

水谷九社めぐりの御朱印は、境内北側にある竜王社を中心とした周辺9社を巡って貰えるもので、若宮と同じく千五百円の申込金が必要です。若宮・水谷のどちらの御朱印も、1枚の紙に巡った各社の朱印が押されたものになります。

ここの御朱印帳は、定番のものは4色(橙・茶・青・緑)あり、右上に神紋「下がり藤」を配し、背景が色別に花柄となっています。いずれも、社務所で千二百円で購入することができます。

他に期間限定の御朱印帳があったり、現金書留で初穂料と送料を送ってお気に入りの御朱印帳を手に入れられる、通販(郵送)サービスもあります。

ここへのアクセスは、電車とバスを利用した場合、JR大和線・近鉄奈良線の奈良駅から奈良交通バスで春日大社本殿バス停まで11~15分ほど、市内循環外回りでは春日大社表参道バス停まで9~13分ほどで行けます。奈良駅から歩くとすると、25分ほどで行くことができます。

車を利用する場合には、名神高速道の京都南ICから60分ほどかかり、京奈和自動車道の木津ICから7キロほど、第2阪奈有料道路の宝来ICから8キロほど、西名阪自動車道の天理ICから10キロほどの距離があります。

世界遺産の一部にもなっている春日大社周辺の観光も兼ねて、御朱印集めに興じてみるのも良いでしょう。